涙雨かな?

 私は犬派人間でした。
18年前に、ゴミ集積場で子猫のなく声を聞きました。
気になって探して見ましたが姿はどこにもありません。
でも、声だけはいぜんとして途切れることなく、ニャー ニャーと―。
なき声を聞き分けながら、一つ一つゴミを確認したら、リュックの中から
真っ白い子猫がとび出してきて、私の身体にはり付いてきました。
そんなご縁から猫を飼いだして、いつの間にか、うちそと合わせて8匹の
面倒をみる、猫派家族になっていました。私の働いた分は、みな猫たちの
かかりに消えてしまいます。
昨夜、その子が18才で亡くなってしまいました。
最後のお別れをして、炉に収めたときに雨が降り出してきました。
これが、涙雨と言うものでしょうか・・・? 
あの子はまだ逝きたくなかったのかも知れません。


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