ずっと心に生き続ける命

 死というものを語るに二度の死があるという。

始めの死は物理的な心臓、呼吸が停止してその体(固体)が消滅する。
二度目の死とは、誰かの胸中で、誰かの思いの中に生き続けるものが忘れ去られたとき。
 
いままで長きに渡り、当方のメモリアルホール(納骨堂)にロッキーちゃんという雄の、18才シェルティーっぽいワンちゃんのお骨をお預かりしていました。 飼い主さんはやがて仕事の関係でさいたま市の方に転居される。しかし、実家は所沢市内にあって戻ったときなど必ずお参りに見えていました。
今年になって、ご実家の家族全員が、さいたま市に引越しされて、ロッキーちゃんもそちらに一緒に連れられて行くことになりました。
 
 飼い主さんよりこんなことを聞かせてもらいました。
 「私には弟がいたようですが、母親の胎内で亡くなってしまったことを、ずっと後になって知りました。このロッキーは犬ですが、なぜか私の中では弟でした。ケンカだって本気で取っ組み合ってしたものです。周りからも、兄弟ゲンカをしているとよく言われたものです。私は、なんの抵抗も不自然さもなくロッキーを弟と思え、ロッキーを失った時より9年経ったいまでも身の回りにいつも弟のロッキーの雰囲気を感じています。いま、ロッキーは『えぇっ! また姉ェーの部屋に一緒かよ・・・』、こんなこと言っているんですよ。 私たちの間では話だってちゃんとできるんです。」
 
 これほどしっかり、その存在を感じているのなら、ロッキーちゃんはまだまだ飼い主さんの心の中で生き続けるのでしょうね。
 そして、楽しい兄弟ゲンカも・・・

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