犬のフクちゃんにも3.11の光と影

 昨日うかがったあるお宅の話です。
甲斐犬のような毛色のワンちゃんが庭で遊んでいて、名前は「フクちゃん」♂の6才とのことでした。
3.11福島で被災して飼い主さんとも離れ離れになって、さまよっていたところを保護されたものとか。
ネットで「この犬を飼ってくれる人を探しています」。 ただし、飼い主が見つかった場合は家族に返してもらう事が条件になっていたそうです。 一緒にいた別の二頭は、さっさと希望者がついた様子でした。
奥で淋し気にしている人気の振るわない彼に声をかけたらお腹を上に向けて「撫でて」のポーズを―。
いっぺんに親近感がわいたとか・・・ こうして家族に迎えられた彼には福島にちなんで「フクちゃん」と名前が決まり、近所の人気者の座を固めているようでした。 とてもいい子なのでどうか飼い主さんがこのまま現れぬことを祈っていたとか。 ところが、会津若松からこの犬の飼い主と名乗る一本の電話がはいり 『その子の名前はジョンです。ずっと探していましたがやっと消息がつかめて連絡に至りました。』
ところが放射能で自宅に戻れず、現在は避難所生活のため引き取り不可能につき、引き続きのお世話を託されたものとお聞きした。
“ジョン”とご主人が呼んでみたそうである。 
フクちゃんは、過去を思い出したのだろうか・・・「泣いて泣いて、彼の辛かった8ヶ月間を垣間見る思いだった」と傍らの奥さんも目を潤ませて語ってくれたことがとても印象に残りました。

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